- 【エム・エイチ・グループ(9439)の将来性】モッズ・ヘア、新ブランド、DX戦略で黒字転換できるのか?
- エム・エイチ・グループはどのような会社なのか
- 2026年6月期第3四半期決算の概要
- 注目ポイント① DX戦略による収益改善
- 美容室経営でDXが重要な理由
- 注目ポイント② GX戦略
- 注目ポイント③ 新ブランド「E:terne」
- カラー専門店の成長性
- 注目ポイント④ ECLARTとの業務提携
- 注目ポイント⑤ モッズ・ヘアのブランド力
- 注目ポイント⑥ ヘアメイク事業が好調
- ヘアメイク事業のリスク
- 注目ポイント⑦ 美容室支援事業
- ストック型収益の重要性
- 注目ポイント⑧ キャリアデザイン事業
- 美容師不足が続く理由
- 注目ポイント⑨ 新規出店による成長余地
- 美容室の採算で見るべき指標
- 注目ポイント⑩ 黒字化への道筋
- エム・エイチ・グループの強み
- 最大のリスク
- テンバガーの可能性
- 今後見るべきポイント
- 総合評価
- まとめ
【エム・エイチ・グループ(9439)の将来性】モッズ・ヘア、新ブランド、DX戦略で黒字転換できるのか?
エム・エイチ・グループ(9439)は、美容室ブランド「モッズ・ヘア」の運営を中心に、ヘアメイク、美容室向け支援サービス、人材派遣・紹介などを展開する美容関連企業です。
一般的には美容室を運営する会社という印象が強いものの、実際にはサロン運営だけでなく、メディア向けヘアメイク、決済代行、POSシステム、美容師人材サービスなど、美容業界を支える複数の事業を持っています。
近年は、既存店舗の収益改善に加え、DX、GX、新ブランド開発、外部企業との提携、人材確保などを進めています。
美容業界では、人手不足、人件費上昇、材料価格上昇、来店頻度の低下など、経営環境の厳しさが増しています。
そのため、単に美容室の店舗数を増やすだけでは、安定した利益成長を実現することが難しくなっています。
エム・エイチ・グループは、美容室運営で培ったブランド力や現場ノウハウを活用し、美容室支援、人材、メディア、デジタルサービスへ収益源を広げようとしています。
一方、2026年6月期第3四半期は、人件費や原材料価格、新規出店費用などが利益を圧迫し、営業赤字となりました。
現在は成長投資を進める一方で、黒字化を実現できるかが最大の焦点です。
本記事では、エム・エイチ・グループの事業内容、新ブランド「E:terne」、ECLARTとの提携、ヘアメイク、美容室支援、人材事業、DX・GX戦略、財務リスクについて詳しく解説します。
エム・エイチ・グループはどのような会社なのか
エム・エイチ・グループは、美容室運営を中心に美容関連サービスを幅広く展開しています。
主な事業領域は、以下のとおりです。
- 美容室運営事業
- ヘアメイク事業
- 美容室支援事業
- キャリアデザイン事業
- 新規美容ブランド事業
美容室運営事業では、国内外で知られる「モッズ・ヘア」ブランドを中心にサロンを展開しています。
ヘアメイク事業では、ファッションショー、広告、テレビ、雑誌、イベントなどで、プロのヘアメイクサービスを提供しています。
美容室支援事業では、決済代行、POSシステム、経営支援などを提供し、他社美容室から継続的な収益を得る事業モデルを構築しています。
キャリアデザイン事業では、美容師や接客人材の派遣・紹介を行っています。
複数の事業を持つことで、店舗売上だけに依存しない収益構造を目指しています。
2026年6月期第3四半期決算の概要
2026年6月期第3四半期の業績は、以下のとおりです。
- 売上高:13.8億円
- 営業損失:2,600万円
- 経常損失:2,300万円
- 純損失:2,800万円
売上高は前年同期とほぼ同水準を維持しましたが、営業利益、経常利益、純利益はいずれも赤字となりました。
主な要因として、人件費、原材料費、新規店舗の立ち上げ費用などが挙げられます。
美容室事業では、売上が横ばいでも人件費や材料費が増加すれば、利益率が低下します。
そのため、今後は客数や売上を増やすだけでなく、客単価、生産性、スタッフ1人当たり売上、店舗ごとの採算を改善する必要があります。
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注目ポイント① DX戦略による収益改善
エム・エイチ・グループは、中期経営計画の中でDXを重要な成長戦略として位置付けています。
美容業界では、予約、顧客管理、決済、在庫、スタッフ配置など、デジタル化できる業務が多く存在します。
DXによって期待される効果には、以下があります。
- 予約業務の効率化
- 顧客データの一元管理
- 再来店率の向上
- 在庫管理の効率化
- スタッフ配置の最適化
- 店舗別収益の可視化
美容室では、新規顧客を獲得するだけでなく、既存顧客に繰り返し来店してもらうことが重要です。
来店履歴、施術内容、髪質、商品購入履歴などを管理し、顧客ごとに適切な提案を行えれば、再来店率や客単価を高められる可能性があります。
DXが単なるシステム導入で終わらず、売上増加やコスト削減へつながるかが重要です。
美容室経営でDXが重要な理由
美容室では、技術者ごとの売上や顧客数、予約状況、再来店率を正確に把握する必要があります。
これらを紙や手作業で管理すると、分析に時間がかかり、経営判断も遅れます。
POSや予約システムを活用することで、以下の情報をリアルタイムで確認できます。
- 店舗別売上
- 美容師別売上
- 平均客単価
- 再来店率
- 物販売上
- 空き時間
データを活用して空き時間を減らし、再来店率を高めることができれば、人件費を増やさずに売上を伸ばせる可能性があります。
注目ポイント② GX戦略
同社はGXにも取り組んでいます。
美容室では、電力、水、シャンプー、カラー剤、タオル、プラスチック容器など、多くの資源を使用します。
GX関連施策としては、以下のような取り組みが考えられます。
- 省エネルギー設備の導入
- 節水型シャワーヘッド
- 環境配慮型商品の使用
- 廃棄物削減
- 再生可能エネルギーの活用
- 容器のリサイクル
電気代や水道代を削減できれば、環境対応だけでなく店舗利益の改善にもつながります。
また、環境意識の高い顧客に対して、ブランド価値を高める効果も期待できます。
一方、環境対応設備や商品は導入コストが高い場合があります。
GX施策が実際のコスト削減や集客効果へつながるかを確認する必要があります。
注目ポイント③ 新ブランド「E:terne」
2026年2月、エム・エイチ・グループはカラー専門店「E:terne(エテルネ)」を新規オープンしました。
カラー専門店は、カットやパーマを行わず、ヘアカラーへ特化することで、施術時間や店舗オペレーションを効率化できる業態です。
一般的な美容室よりサービスを限定することで、価格を抑えながら回転率を高められる可能性があります。
カラー専門店の主な顧客層には、以下が考えられます。
- 白髪染めを定期的に行う顧客
- 短時間で施術を受けたい顧客
- 価格を重視する顧客
- カットとカラーを別店舗で行う顧客
ヘアカラーは定期的な利用が必要なため、顧客を獲得できればリピート収益につながりやすい特徴があります。
カラー専門店の成長性
日本では高齢化が進み、白髪染めへの需要は安定的に存在します。
一方、物価上昇によって消費者の節約志向が強まれば、通常の美容室より安いカラー専門店への需要が増える可能性があります。
カラー専門店の採算を高めるには、以下が重要です。
- 施術時間の短縮
- スタッフ配置の最適化
- リピート率
- 店舗立地
- 材料原価の管理
- 予約枠の稼働率
E:terneが安定した店舗モデルを確立できれば、複数店舗へ展開できる可能性があります。
一方、1号店の採算が確立する前に出店を急ぐと、赤字が拡大するリスクがあります。
注目ポイント④ ECLARTとの業務提携
エム・エイチ・グループは、美容室運営会社ECLARTとの業務提携を進めています。
業務提携によって期待される効果には、以下があります。
- 採用力の強化
- 集客ノウハウの共有
- 店舗展開
- 教育制度の強化
- ブランド開発
- コスト削減
美容業界で成長するには、店舗数だけでなく、働く美容師を確保する必要があります。
人材採用や教育に強い企業と連携することで、店舗運営力を高められる可能性があります。
また、予約サイト、SNS、口コミを活用した集客ノウハウを共有できれば、新規顧客獲得の効率も改善する可能性があります。
今後は、提携発表だけでなく、具体的な共同出店、採用人数、売上、利益への貢献を確認する必要があります。
注目ポイント⑤ モッズ・ヘアのブランド力
エム・エイチ・グループの大きな資産が、「モッズ・ヘア」というブランドです。
モッズ・ヘアは、ファッション性やデザイン性を重視する美容室ブランドとして認知されています。
美容室業界では、個人経営の店舗が多く、ブランドの知名度や教育制度が競争力になります。
全国的なブランドを持つことで、以下のメリットが期待できます。
- 顧客からの信頼
- 美容師採用
- 技術教育
- 商品開発
- フランチャイズ展開
一方、ブランド力を維持するには、店舗ごとの技術や接客品質を一定水準に保つ必要があります。
店舗によってサービス品質にばらつきが出れば、ブランド全体の評価が低下する可能性があります。
注目ポイント⑥ ヘアメイク事業が好調
ヘアメイク事業では、パリコレクション、東京コレクション、テレビCM、ファッション誌など、年間2,000件を超える案件を手掛けています。
第3四半期はメディア部門が好調に推移し、セグメント利益は前年同期比52.1%増となりました。
ヘアメイク事業には、美容室運営とは異なる強みがあります。
- 高い技術力の発信
- ブランド価値向上
- 広告・メディア業界との関係
- 美容師教育への還元
- 商品開発への活用
有名イベントや広告案件を手掛けることで、モッズ・ヘアブランドの専門性やファッション性を高める効果も期待できます。
また、現場で蓄積した技術を店舗スタッフの教育へ反映できれば、サロン事業の競争力向上にもつながります。
ヘアメイク事業のリスク
ヘアメイク事業は高い専門性を持つ一方、広告やイベント市場の影響を受けやすい特徴があります。
企業の広告費が減少した場合、CMや撮影案件も減る可能性があります。
また、特定の有力ヘアメイクアーティストへの依存度が高い場合、人材流出が事業へ大きく影響する可能性があります。
個人の技術や知名度を会社全体のノウハウへ転換できるかが重要です。
注目ポイント⑦ 美容室支援事業
美容室支援事業では、他社美容室向けに以下のサービスを提供しています。
- クレジットカード決済代行
- POSシステム
- 経営支援
- SDGs関連支援
美容室支援事業の魅力は、自社店舗の売上だけでなく、他社美容室から継続的な収益を得られる点です。
決済代行やPOSシステムは、一度契約を獲得すれば、店舗が利用を続ける限り月額料金や手数料収入が発生する可能性があります。
このような収益は、ストック型収益と呼ばれます。
店舗の新規開業や美容業界のデジタル化が進めば、契約件数を拡大できる可能性があります。
ストック型収益の重要性
美容室運営は、来店客数によって月ごとの売上が変動します。
一方、決済代行やシステム利用料は、契約が続く限り比較的安定した売上になります。
ストック型事業を拡大することで、以下の効果が期待できます。
- 業績変動の縮小
- 利益予測の精度向上
- 継続的なキャッシュフロー
- 美容室との関係強化
- 追加サービス販売
今後、美容室支援事業の契約店舗数と1店舗当たり収益が拡大すれば、全社の安定性を高める可能性があります。
注目ポイント⑧ キャリアデザイン事業
キャリアデザイン事業では、美容師派遣、人材紹介、コンシェルジュ派遣などを展開しています。
美容業界では、美容師不足が大きな経営課題となっています。
店舗が増えても美容師を確保できなければ、営業時間を短縮したり、予約を断ったりする必要があります。
そのため、人材サービスは美容室経営と相性の良い事業です。
エム・エイチ・グループが自社ブランドや教育制度を活かし、人材を採用・育成・紹介できれば、新たな収益源となる可能性があります。
一方、今回の第3四半期は人材不足の影響で減収となりました。
人材サービスを成長させるには、紹介先企業だけでなく、登録する美容師や派遣スタッフを確保する必要があります。
美容師不足が続く理由
美容業界では、美容師免許取得者がいても、離職や業界外への転職が多いとされています。
主な理由としては、以下が考えられます。
- 長時間労働
- 賃金水準
- 技術習得期間
- 土日勤務
- キャリア形成の難しさ
- 独立後の経営リスク
人材を確保するには、採用広告を増やすだけでなく、働き方、給与、教育、キャリアパスを改善する必要があります。
ECLARTとの提携を含め、働きやすい環境を整備できるかが成長のカギです。
注目ポイント⑨ 新規出店による成長余地
美容室事業では、新規出店が売上成長の基本になります。
一方、新規店舗を開業する際には、以下の費用が発生します。
- 物件取得費
- 内装工事費
- 美容設備
- スタッフ採用費
- 広告宣伝費
- 開業前人件費
店舗は開業直後から十分な顧客を確保できるとは限りません。
そのため、新規出店が増えるほど、短期的には費用が先行する可能性があります。
E:terneなどの新ブランドが一定期間で黒字化し、出店投資を回収できるかが重要です。
美容室の採算で見るべき指標
美容室事業を分析する際には、売上高だけでなく、以下の指標を見る必要があります。
- 客数
- 平均客単価
- 再来店率
- 美容師1人当たり売上
- 店舗稼働率
- 人件費率
- 材料原価率
新規顧客を増やしても、一度しか来店しなければ広告費を回収できない場合があります。
既存顧客の再来店率を高めることが、安定した利益には重要です。
注目ポイント⑩ 黒字化への道筋
会社は通期でも営業赤字を見込んでおり、黒字化が最大の経営課題です。
黒字化には、以下の施策を同時に進める必要があります。
- 既存店舗の売上改善
- 新規店舗の早期黒字化
- 人件費率の改善
- 材料原価の管理
- 美容室支援事業の拡大
- ヘアメイク事業の利益成長
- 本社コストの削減
売上高13.8億円という規模では、数千万円のコスト増加でも利益への影響が大きくなります。
企業規模が小さい分、赤字から黒字へ転換した場合の業績インパクトも大きい可能性があります。
エム・エイチ・グループの強み
モッズ・ヘアのブランド力
長年の知名度とファッション性を持つブランドを保有しています。
幅広い美容関連事業
美容室、ヘアメイク、決済、システム、人材など、複数の収益源を持っています。
メディア・ファッション業界との接点
パリコレや東京コレクションなどの実績が、技術力とブランド価値を支えています。
ストック型事業
美容室支援事業の契約件数が増えれば、継続収益を積み上げられます。
新ブランドの成長余地
カラー専門店が成功すれば、新たな出店モデルを構築できる可能性があります。
小型企業ならではの利益インパクト
数千万円規模の利益改善でも、全社業績や市場評価が大きく変化する可能性があります。
最大のリスク
人件費の上昇
美容室は人によるサービスが中心であり、人件費の増加が利益率へ直結します。
美容師不足
店舗を増やしても美容師を確保できなければ、売上を伸ばせない可能性があります。
原材料価格の上昇
カラー剤、シャンプー、トリートメントなどの価格上昇が利益を圧迫する可能性があります。
来店頻度の低下
物価上昇や節約志向によって、顧客が美容室へ行く間隔を延ばす可能性があります。
新規出店の失敗
E:terneなど新店舗の客数が計画を下回れば、赤字が拡大する可能性があります。
継続的な営業赤字
赤字が長期化すれば、現金減少や追加資金調達につながる可能性があります。
ブランド力の低下
店舗ごとの技術や接客品質にばらつきが出れば、モッズ・ヘア全体の信頼が低下する可能性があります。
人材流出
有力な美容師やヘアメイクアーティストが退職した場合、顧客や案件も失う可能性があります。
競争激化
低価格サロン、カラー専門店、個人美容室、大手チェーンとの競争が続いています。
資金調達による希薄化
新規出店や赤字補填のために増資を行う場合、既存株主の持分が希薄化する可能性があります。
テンバガーの可能性
評価:★★★☆☆
エム・エイチ・グループは時価総額が比較的小さく、業績が黒字転換すれば市場評価が大きく変化する可能性があります。
特に、以下が実現した場合は成長材料となります。
- E:terneの多店舗展開
- ECLARTとの提携成果
- 美容室支援事業の拡大
- DXによる利益率改善
- ヘアメイク事業の成長
- 継続的な営業黒字化
一方で、現在は営業赤字であり、人件費や材料費の上昇リスクもあります。
テンバガーを実現するには、単年度の黒字化だけでなく、新ブランドとストック型事業を成長させ、利益規模を大幅に拡大する必要があります。
現時点では、安定成長株というより、新ブランド・提携・DXによる再成長を狙う小型ターンアラウンド銘柄として見る方が適切です。
今後見るべきポイント
① E:terneの売上と利益
新ブランドが計画どおり集客し、早期に黒字化できるかが重要です。
② ECLARTとの提携効果
採用、集客、出店、売上へ具体的な成果が出るかに注目です。
③ 既存店舗の採算
客数、客単価、再来店率、人件費率が改善しているかを確認する必要があります。
④ DX施策
予約・顧客管理・POS活用が売上増加やコスト削減へつながるかが重要です。
⑤ GX施策
省エネ設備や環境対応によって店舗コストを削減できるかに注目です。
⑥ ヘアメイク事業
メディア案件の好調と高い利益成長を維持できるかを確認する必要があります。
⑦ 美容室支援事業
契約件数とストック収益が継続的に拡大するかが重要です。
⑧ 人材確保
美容師や派遣スタッフの採用人数、定着率が改善しているかに注目です。
⑨ 営業黒字化
通期赤字から、いつ黒字へ転換できるかが最大の焦点です。
⑩ 現金・財務状況
赤字が続く中で、現金残高や資金調達リスクを確認する必要があります。
総合評価
- 成長期待:★★★☆☆
- テーマ性:★★★☆☆
- 技術力・競争力:★★★★☆
- 財務安全性:★★☆☆☆
- 安定性:★★☆☆☆
- リスク:★★★★☆
- テンバガー可能性:★★★☆☆
まとめ
エム・エイチ・グループは、美容室「モッズ・ヘア」を中心に、ヘアメイク、美容室支援、人材派遣・紹介などを展開する美容関連企業です。
2026年6月期第3四半期は売上高13.8億円となった一方、人件費、原材料費、新規出店費用などが利益を圧迫し、営業損失2,600万円となりました。
現時点では黒字化が最大の経営課題です。
一方で、同社は新たな成長に向けて複数の施策を進めています。
2026年2月にはカラー専門店「E:terne」を開業し、新たな店舗モデルの構築を進めています。
カラー専門店は定期利用が期待できるため、集客と店舗運営を効率化できれば、リピート型の収益源へ成長する可能性があります。
また、ECLARTとの業務提携によって、採用、集客、店舗展開の強化を目指しています。
美容業界では美容師不足が大きな課題であり、採用力と働きやすい環境を構築できる企業が有利になります。
ヘアメイク事業では、パリコレ、東京コレクション、CM、雑誌など年間2,000件を超える案件を手掛け、第3四半期のセグメント利益は前年同期比52.1%増となりました。
高い技術力とメディア実績は、モッズ・ヘア全体のブランド価値を支える重要な資産です。
さらに、美容室支援事業では、決済代行、POS、SDGs支援などを提供しています。
この事業は契約が継続する限り収益が発生するストック型事業であり、店舗事業の変動を補う安定収益源になる可能性があります。
一方で、人件費上昇、美容師不足、来店頻度低下、原材料価格、新規出店の失敗には注意が必要です。
赤字が長期化すれば、資金調達や株式希薄化のリスクも高まります。
今後は、E:terneの採算、ECLARTとの提携効果、DXによる生産性向上、美容室支援事業の契約数、営業黒字化を継続的に確認することが重要です。
エム・エイチ・グループは、現時点では安定成長企業とは言えません。
しかし、モッズ・ヘアのブランド力、ヘアメイク技術、ストック型支援事業、新ブランド、人材戦略を組み合わせることができれば、赤字企業から再成長企業へ評価が変わる可能性があります。
短期的には黒字化の進捗を慎重に確認しながら、中長期では事業再構築の成果に注目したい企業と言えるでしょう。
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